黒米について
歴 史
一般に黒米は、古代米と呼ばれ、中国の漢の時代にチョウケンという人が、この黒米を発見してから出世したという故事から、縁起の良い「出世米」として宮廷献上米となりました。以来、歴代皇帝が不老長寿の米として食べる珍しい米となり長く宮廷で食されました。
また、中国の薬学者であった、李時珍の著書「本草網目」によれば、黒米は、滋養強壮、胃腸を丈夫にし、造血作用があるとされ「造血米」「黒薬米」「薬米」と言われ薬膳の一品として食べられたと言われています。
日本には江戸時代、中国から伝えられ、お祝いの時に使われたと言われています。品種としては、ジャポニカ種(短粒)とインディカ種(長粒)に分けられます。原種からあまり進化していないため、最も原種に近く、生命力が強く野生環境に適しています。
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